★プロフィール

 フルーティスト 大瀧 晶恵 (おおたき あきえ)

尚美学園短期大学(現・尚美学園大学)に1年在籍の後、東京コンセルヴァトアール尚美(現・尚美ミュージックカレッジ)ディプロマコース修了。日本フルート協会主催第18回フルートデビューリサイタル出演。第11回江戸川区新人演奏会オーディション合格。翌年、江戸川フィルハーモニーとモーツァルトの協奏曲を共演。フルートを、西田直孝、佐野悦郎、増永弘昭の各氏に、室内楽を中川良平氏に師事。現在、ソロ、室内楽を中心とした演奏活動を行う傍ら、後進の指導にあたっている。



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以下、長文ですが (^^;
お読みいただけると幸いです♪


東京都江戸川区出身。電気工事業を営む両親の元、三姉妹の長女として育つ。7歳の誕生日に小さなオルガンを買ってもらい、目の前に住むピアノの先生(幼馴染のお母さん)に手ほどきを受ける。私の音楽の基礎は、この時師事した本保光子先生により徹底的に教え込まれたものです。


4年生の時に、自宅にアップライトピアノがやってきて俄然ピアノが面白くなる。バイエルからツェルニーに教本が進んだ頃、新しく学ぶ和音進行に胸が高鳴り、夢中になってピアノに向かう。当時、本保先生主催の発表会「フリージア・コンサート」に参加したのも本当に楽しく幸せな思い出として記憶に残っています。


運動は苦手でおとなしい性格だったが、小学校高学年になった頃には近所の小さな子供たちを集めて簡単な合奏を主導、夏祭りのステージで披露するなど、気が付けば音楽を通して沢山の人たちとつながっていき、それは自然と自分にとって大きな喜びとなっていく。


6年生の頃、学校のオーケストラ教室で白髪の男性の吹くフルートに憧れる。その後、12歳の誕生日に両親からフルートをプレゼントされるも、市販の教本を見ながら独学で吹くうちに、よくわからずすぐに飽きてしまう。フルートは放置。


中学校に上がると、合唱クラブに所属。しかしほとんどピアノ伴奏を担当。合唱コンクールや卒業式など、数えきれないほど体育館のピアノで校歌を弾きました。寒い時期には手がかじかんで、スカートのポケットにホッカイロを忍ばせ、手を温めながら弾いていたのをよく覚えています。


中学三年生の時、学校の音楽の先生が変わり新しくブラスバンド部が創部される。この14歳の春、自宅に2年ほど眠っていたフルートを再び引っ張り出し、これ以来、現在までの長い人生ずっと吹き続けています。


都立江戸川高校へ進学、吹奏楽研究会(ブラスバンド部)に所属。フルートにのめり込み、高校3年間良き仲間・先輩後輩に恵まれ充実した時間を過ごす。実は、音大入学を目指してずっと続けていたピアノを、部活動との両立が厳しくなり高校1年の秋に辞めてしまう。後に大きく後悔する事となります。


高校3年になり自らの進路を考え始め、ピアノはやめてしまったけれどやはり音楽の道に進みたいという意思が強く、あちこち資料を取り寄せた中から尚美学園の学校案内に目がとまる。無料進路相談会に参加。この時紹介されたのがフルートの増永弘昭先生。私にフルートの音の基礎を与えて下さった恩師です。フルートだけでなく、自分を大切にする事も教えて下さいました。


尚美学園短期大学(現・尚美学園大学)に一年間在籍の後、東京コンセルヴァトアール尚美(現・尚美ミュージックカレッジ)管弦打楽器部門にてフルートを専攻。専門コース、音楽社会研究コース、ディプロマコースと6年間の課程を修了。増永弘昭先生に続き、佐野悦郎先生、西田直孝先生にフルートを師事。


佐野悦郎先生には、在学中フルートアンサンブルの活動を通して沢山の事を教わりました。バロックから現代曲まで本当に多くのレパートリーを勉強しました。会場空間をフルートの豊かな響きで満たす喜びを教わりました。デビューリサイタル参加への推薦状を書いて下さったのも悦郎先生でした。本当に本当にお世話になりました。


ディプロマコース時代は西田直孝先生に師事。当時、演奏活動で日本全国を飛び回っていた直孝先生ですが、レッスン時には作曲家が作品に込めた多くのメッセージを、その譜面から読み取る術を教えて下さいました。バッハのフルートソナタのレッスン中に「これは自分のために吹きなさい」と言われた時の事は今でも鮮明に覚えています。


尚美学園を卒業後、日本フルート協会主催「フルートデビューリサイタル」に出演。1995年江戸川区新人演奏会オーディション合格。翌年 江戸川フィルハーモニーとモーツァルトの協奏曲を共演。第8回TIAA全日本クラシック音楽コンサート新人賞。

東京・埼玉・千葉の各音楽教室講師を経て、現在は地元にてAKI Music Officeを主宰。フルート・ピアノのレッスンをする傍らソロ・室内楽等の演奏活動を行っている。


最後までお読みいただき有難うございます♪